単価の数字だけで判断すると失敗する理由

スキャン代行サービスを選ぶとき、多くの法人担当者が注目するのが「1枚あたりの単価」です。
「1枚5円」や「1枚10円」といったわかりやすい金額が目を引きますが、実際には条件次第で単価は大きく変動します。

例えば、解像度を上げたりカラーでスキャンしたりすると料金は上乗せされますし、OCR(文字認識処理)を付ければさらに費用が加算されます。
単価を正しく理解していないと、想定外のコスト増につながりかねません。

この記事では、法人向けスキャン代行でよく設定される解像度・カラー・OCRの条件別に単価を比較し、どのように見積もりを見極めるべきかを解説します。
全体の費用相場を先に把握したい方は、法人向けスキャン代行の費用相場を徹底解説|料金の目安と内訳をご覧ください。


解像度による単価の違い

スキャンは解像度(dpi)によって費用が変わります。

  • 200dpi(標準解像度):文字が読める最低限の品質。最安で利用されがち。
  • 300dpi(業務用標準):契約書・帳票類の電子化に推奨。1枚あたり+2〜3円程度。
  • 600dpi(高解像度):図面や微細な資料向け。1枚あたり+5円前後。

契約書や稟議書など一般文書は300dpiで十分ですが、設計図面や研究データなどは600dpiを選ぶケースが多くなります。


カラーかモノクロかで変わる料金

スキャン料金は「モノクロかカラーか」によっても変動します。

  • モノクロ(白黒):1枚5〜10円程度
  • カラー:1枚10〜20円程度

請求書や契約書のように文字主体の文書はモノクロで十分ですが、図表や色分けされた資料はカラーでの保存が適しています。用途に合わせて選択することで、不要なコスト増を防げます。


OCR処理の有無と費用

OCR(光学文字認識)は、スキャンしたデータを検索可能にする機能です。

  • OCRなし:単なる画像データ
  • OCRあり:テキスト検索やコピーが可能(+3〜10円程度/枚)

OCRを使うとファイルサイズが増える場合もありますが、検索性が大幅に向上するため、業務効率を考えると導入価値が高い機能です。特に契約書や議事録のように「後から検索することが多い書類」では必須と言えます。


単価だけでなく「総額」で判断する

スキャン単価は「安い・高い」だけで判断すると失敗します。例えば同じ1万枚でも、

  • 白黒200dpiなら 約5万円(@5円想定)
  • カラー600dpi+OCRなら 20万円以上 に到達

このように、条件次第で総額に大きな差が生まれます。総額でどのくらいかかるのかを把握し、用途に合わせて条件を選ぶことが大切です。
見積もり比較の注意点は、スキャン代行の見積もりで失敗しないための5つのチェック項目に整理しています。


単価比較だけで終わらせない——信頼できる業者の見極め方

単価の安さだけで選ぶと、品質やセキュリティで妥協するリスクがあります。法人担当者としては、単価と同時に以下の点も確認しましょう。

  • 基本料金に含まれる範囲
  • オプション費用(仕分け・インデックス・媒体・特急対応など)の有無
  • 納期短縮時の追加料金
  • NDA(秘密保持契約)の締結可否
  • 官公庁や大手企業への対応実績

総額と安心感を両立できる業者を選ぶことが、結果的に担当者の評価にもつながります。
全体の選び方は、法人向けスキャン代行の費用相場と失敗しない業者選び|安さより大切な基準とは?で体系的に解説しています。


条件に合った単価を選んで、賢くコスト最適化

スキャン単価は「条件次第で変わるもの」。
解像度/カラー or モノクロ/OCR有無の3条件を理解し、見積もりを総額基準で見極めましょう。そうすれば、安さに惑わされず、法人にとって最適な選択ができます。


コスト削減と安心を両立させる賢い発注を

契約書や研究資料など、法人が扱う書類はすべて重要な資産です。
「単価が安いから」という理由だけではなく、総額とセキュリティのバランスで選ぶことで、会社のリスクを最小化し、担当者の信頼も高められます。

当社は官公庁・大手企業・研究施設からの依頼実績を持ち、NDAを標準締結。
セキュリティを重視した体制で、法人様の大切な情報を安全に電子化いたします。

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